前回「極軸」で北極星も極軸を中心に小さい円を描きながら回転していると説明しました。
では、その北極星が " ○年 ○月 ○日 ○時 "にどの位置にあるか確認する為の道具が北極星方位角早見盤(北極星指示板)と呼ばれるものです。
星座早見盤は良く知られていると思いますが、それの北極星バージョンと思って下さい。
上の画像はスターベースさんが配布されているデータを元にイラストレータで作図仕直しました。
んで、こいつを厚紙等に貼り付けて
重ね合わせて

↑こんなふうに使います。
例では 2013年8月12日午前0時ごろ の 鹿児島(経度130度) の観測地から見た北極星の位置を確認しています。
画面が天地逆になっていますが、これは配布されている北極星方位角早見盤が倒立像(望遠鏡や極軸望遠鏡では天地が逆に見える)で作られているので、実際に夜空を見上げたときと同じように見える正立像にしてある為です。
これで極軸からみた北極星の位置が判りますので
スコープを覗いて、北極星位置を目安に極軸の位置を推測出来ます。
実は、ちゃんとした極軸望遠鏡にはこの北極星方位角早見盤と同じような機能が最初から備わっていますし、製品としての北極星方位角早見盤もあります。
まぁスコープもあるし、早見盤のデータもあるのだから
自作するのが一番格安ですもの・・・ね。(^_^;)
んで、作ったのが

↑これです。
使い易いように元のデータに手を加えています。
倒立像から正立像にしたり
2020年まで対応するようにしたり
自分が使うので経度を130度(鹿児島)に固定した位置に
北極星を書き込んだり。
(なので一番上の経度補正は必要無くなりました)
わりと厚めのキャンバスに貼り付けて透明プラの下敷きを前面に貼っているので夜露の湿気も大丈夫でしょう。
さぁ、極軸をしっかり合わせた写真に挑戦だ\(^o^)/
ニュースより
「桜島で爆発的噴火 噴煙5000mに」
鹿児島市の桜島の昭和火口で18日夕方、爆発的な噴火が起きて、噴煙が高さ5000メートルまで上がり大量の火山灰が市街地に降りました。
( ゚Д゚ )・・・・・・・・・
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