「薩摩刀匂えり」著者:波平由紀靖
出版:郁朋社
図書館の郷土コーナーにありましたので借りて読んでみました。面白しw。主人公は薩摩の刀工集団であった波平一門の一人、一平安代。八代将軍徳川吉宗の佩刀を作刀した人物。
っか、波平("なみへい"ではなく"なみひら"もしくは"なみのひら"と読みます)刀匠については近所に遺跡があるのでちと気にはなっていたのですが、詳しい事は知らずにおりました。
この本を読んで目からウロコの落ちる思いがしましたよ。

波之平刀匠の遺跡
近所の遺跡ですw
作品冒頭に出てくる井戸(わき水)の跡です。
ここのわき水で焼き入れを行っていたそうです。刀匠にとっては神聖な場所ですな。
鹿児島市の指定遺跡になっているようで、ちゃんと案内板が設置され市のWEBサイトに場所が載っております。
遺跡ですが、現在でもわき水が流れています。

波之平刀匠 笹貫井戸
そしてさらに近所にある遺跡 笹貫の井戸です
こちらは指定遺跡にはなっていないらしく案内板もありませんし、実際何度もこの遺跡前を通っていた私も今まで存在を知りませんでした(^_^;)
このあたりの地名の元になっている銘刀「笹貫」
-茎が地中に埋まり切先が直立した状態で舞い落ちた笹の葉が無数に貫かれていたという伝説による-(wikipediaより)の焼き入れの際に使われた井戸だそうです。
ちなみに笹貫は重要文化財として京都国立博物館に現存しております
いちどその銘刀を見てみたいわ(^o^)

波平刀匠 清見寺遺跡
ちょっと二つの遺跡からは離れた場所に流れる永田川の岸辺に経つ石碑。
この近隣に波平一門が移り住んで刀工村を築いていたそうです。
屋敷跡でもないかなぁと思って近隣をくるくる廻ってみたのですが、しかしながらこの石碑以外にそれを伝えるような案内板や遺跡はありませんでした。残念。
近所に清見と名の付く公園や幼稚園がありましたから、もしかしたらその場所が屋敷か石碑に刻まれている寺の跡地なのかもしれませんね。
自宅の近所が一舞台となって登場したので面白さが加増したのかもしれませんが、読了後も楽しめた一冊でした。
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