2008年07月16日

鹿児島弁講座

鹿児島が舞台のドラマとか、鹿児島出身者という設定の登場人物が使う鹿児島弁は当地に住んでる者にとっては「そんな方言は使わないよ」と思うことが多いです

今週の少年マガジンにも怪しい鹿児島弁がセリフとしてありました


講談社:少年マガジン「カグツチ」正吉良カラク作画


A:『桜島の噴火には慣れちょっどんこげんでけてとは初めて見る!』
B:『すげもんでごわす!!』

( ゚д゚)ひでぇ

まず、最初にBのセリフ
『ごわす』なんて、もう誰も使いません!
かなり年配な方も『ごわす』なんて生涯一度も発した事が無いと思います

時折、年配の方が『〜ごわんでなぁ』(〜ですよ)と語尾に付ける場合がありますが、『ごわす』なんて言いません。
これがTVドラマなどで連発されるとヘナヘナとなってしまいます(-_-;)

Bのセリフを今の方言で言うなら『すげなー』ですね
(『すげぇなー』ではない)

次にAのセリフ
『桜島の噴火には慣れちょっどんこげんでけてとは初めて見る!』

これも幾つか間違っている(今は使わない)方言があります

まず、『慣れちょっどん』の語尾の『どん』は使いません
普通は『ど』で終わりです
『慣れちょっど』となります

次に
『初めて見る!』ですが
なぜか此処だけ標準語?なんですよね

鹿児島弁ならここは
『はいめてみ!』となります。もしくは、
「はいめてみっど!』です

続けると
『桜島の噴火には慣れちょっど、こげんでけとは、はいめてみっど!』
となります。

シリーズ構成に鹿児島(宮崎)出身の外薗昌也氏(漫画家)が名を連ねているのですが、セリフまでは監修してないんでしょうね。

この漫画に限った事じゃないですが『ごわす』と『どん』という語尾を使うのは止めて欲しいなぁと思った次第。

posted by ヘイゴ at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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